エレキギター&フォークギター

(パート４「フレット端を削る」はこちらです)弦交換しながらあれこれ寄り道して来たこのパシフィカの連載でしたが、最後に手持ちのストラト(スクワイア)と比べて終わりにしましょう。全体的なフォルムは似ているのですが、パシフィカの方がボディのエッジがはっきりしています。右肘を乗せるコンター加工もシャープに仕上げられています。ネックを止めているプレートや裏蓋（バックプレート）のサイズも違います。ストラトの柔らかな曲面はモビルスーツなら量産型ザク(MS-06)で、パシフィカはザクFZやハイザックに見えてしまいます。パシフィカの特徴はストラトより１フレット多いことと、この112ならリアのハムバッカーでしょう。エレキギターの代名詞的存在のストラトですが、現在は多くのメーカーが「スーパーストラト」と呼ぶべき派生モデルを作っていま...ヤマハパシフィカ112V(夏紀ギター)パート５ストラトと比べてみる

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(パート３「エスカッションマウントと初心者用ギター」はこちらです)現交換したパシフィカ112Vです。弾くとフレットが手に引っかかる気がします。下は同価格帯のスクワイアですが違和感はありません。指板からフレット端が飛び出ている感じがするのです。どうも気になるのでフレットの端を削ってみることにしました。整備士時代に揃えたスタビレーの組みヤスリを使います。フレットを削るのに弦が邪魔ですが、交換したばかりの弦を切るのは勿体無い。弦を押さえてブリッジを外しました。ブリッジを止めている６本のプラスネジがわかるでしょうか。これを外してもブリッジは外れません。ストラトキャスターと同じように、外すにはボディ裏側も開ける必要があります。ボディ裏側のカバーをはずします。エキスパンダーのような３本のスプリングでブリッジが吊られているの...ヤマハパシフィカ112V(夏紀ギター)パート４フレット端を削る

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(パート１「オールド・ヴァイオリン・サンバースト」はこちらです)縁あって我が家に来たパシフィカ112V（オールド・ヴァイオリン・サンバースト）です。「響け！ユーフォニアム」に登場する中川夏紀が使っているので、一部からは夏紀ギターと呼ばれるかもしれません。新しい弦を張る前に寄り道します。古い弦を外し、指板にオレンジオイルを塗ります。これは柑橘系の香りがするサラリとしたオイルで、指板の保湿目的で塗ります。半年に一回くらい塗るべきとも聞きますが好みで良いと思います。革製品と同じで「使っていればオイルは塗らなくてヨシ」と言う意見も聞きます。ペグの取り付け部分にガタがあります。取り付けナットがいくつか緩んでいるのです。手持ちのストラト(スクワイア)もこのタイプのペグですが、ナットの緩みを気にしたことはありませんでした。ペ...ヤマハパシフィカ112V(夏紀ギター)パート２あちこち開けてみた

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