交響曲 第9番 ニ長調(2)/G.マーラー/レナード・バーンスタイン(1979(L)/1985(L))
先に記すと、私はバーンスタインのマーラーと、ブーレーズのマーラーが大好きです。正反対のようなマーラーから、バーンスタインははばかりなく人間的なものに没入して行き、ブーレーズは醒めたクールな、しかし微細な音の綾を紡ぎ出します。この二つの演奏からは、私自身の感じる世の中を、一方は自分よりの家族や友人たち、方や世の常・世間一般という外の世界を感じ、外から見ると自分の近くが温かく愛しく感じると言う事を痛感...