黒くてまっすぐな目の男。
ギターというものは、本気で弾いているかどうかが、くっきりと分かってしまう楽器だ。この前、御茶ノ水のギター屋に入ったら、バジバジに気合の入ったツェッペリンの移民の歌が聞こえてきた。「いいね〜」と思って音のする方へ行くと、弾き手は、アジア系の褐色の方であった。彼らにとっては、「日本人にとってのオールドロックが旬なのか?」とも思ったが、周囲にいるヘラヘラと笑いながら、気合いの入らない音を鳴らす日本の若者より褐色の彼の方が断然、素敵に見えた。黒くてまっすぐな目の男。「かっこいいのだ!!」路上音楽情報紙『ダダ』編集発行人・青柳文信追記。こういう話は、わかる人にしかわからない。イシバシの3階の人にしたかったのだけど、接客で忙しそうだったかんね〜(笑)。黒くてまっすぐな目の男。
2025/07/02 21:14