コッティントン『現代アート入門』(2020) - 《抵抗のポストモダニズム》と Vaporwave
デイヴィッド・コッティントン『現代アート入門』(2020) - 名古屋大学出版会 私たちのヴェイパーウェイヴは、まずとうぜんポップ音楽であるとして……。と同時に、あり方として、《現代アート》にちょっと関係がありそうでしょうか?それは音楽の《レディメイド》、またはポップアートや《アプロプリエーション》、それらに近い仲間であるのでしょうか? そんな思い込みから、少し私は《現代アート》みたいなものを調べています。 ──ということで見た文献らの一冊が、いまご紹介する、デイヴィッド・コッティントン『現代アート入門』です。その著者は英キングストン大学の名誉教授でおられ、ご専門の分野はキュビスム絵画だそうで…