【書評 末永幸歩著「13歳からのアート思考」】 アートの見方が分からない人が読んだらきっと向き合い方が見つかる。でも音楽だとどうだろう・・・?
「アート思考」とは・・・? 著者曰く、「自分なりの答えを作り出すための作法」のことを「アート思考」というらしい。*1 美術という科目の本来の役割はそうした力を身に付けることであり、一つの正解を見つけ出す力を養う数学とは対極にあるもの・・・。 実際の生活の中で「一つの正解」を求められる場面はたくさんあるし、私もついつい正解を追い求めたくなってしまうことが多いです。 もちろん正解を追い求めることも必要なんだけど、その「正解」って人の価値観によっても違うし必ず正解が存在するとも限らない…。 音楽の世界に生きているとそのことを痛いほどに感じます。 この著書の中では、「アート」というものを植物に例えて、…